経済政策の講義で、先生がポロッて発言しただけな本なんだけど、図書館で借りて読んでみたらなかなか面白くて良い。

これ。自分もまだ読み始めなので全然頭に入ってないんだけどもね・・・。

 

曰く、

どこの社会であれ、その社会で生まれた子どもは健全な社会の成員になるように育てられることになる。乳幼児が社会の成員として成長していくその過程を社会学では社会化といっている。

p.2

とのこと。しかしここ20~30年(と言っても、この本自体が10年以上前の本なので更に前の話になる)で、若い世代と大人の世代でかなりの隔たりが出来ているとか。
そんな細かいことを、いろいろな参考文献を引っ張ってきて紹介してくれる本。

 

例えば、テレビが子どもに与える影響なんかは興味深い。
そもそもテレビを見ていることで、子どもにかなり大きな影響が出ていることは、研究結果から明白らしい。

何でも、テレビが子どもに与える情報量は多すぎるらしく、それを処理しきれない子どもは脳波の一部をα波に変えて、寝ているような状態にしてしまうらしい。
さらにテレビは基本的に待ちの姿勢で見るものであるから、著者はこれが原因で無気力な子どもに育ってしまうのかもしれない、といった注意喚起もされている。

 

さて、この本は10年以上前に書かれたと触れたが、そういう意味で、もうテレビを話題にするのは遅いのではないか・・・。
確かに、テレビが子どもに与える影響度を調べることは今でも重要な要素だと思うが、それではテレビ以外はどうか。

まず私が気になるのは携帯電話だ。私の経験上、10年前というと、ようやく小学生がちらほら携帯電話を持ち始めた時期になる。 実は携帯電話はかなりの部分、私たちの”社会化”に影響を与えているのではないか。

本書の始めの方に、 昔は水くさいという言葉があるように、他人が自分にあまり深く入ってこないことを嫌に思う そういう文化?があったはずだが、今では相手の深い部分には入らないのが一般的で、お互いそれを望んでいる場合が多い。これはKYなどの言葉が象徴しているのではないか。

だからこそ、インターネットなどを通じて、間に一枚挟んだ(人と人の間にアバターがある場合など)コミュニケーションの方法が爆発的に広まったのではないか。

 

 

 

・・・と、ここまで書いて置いてやっぱり本をちゃんと読んでから、ゆっくり考えをまとめようかなって思い直した。

時間があったら追記します><

すまぬーーー!!!!